トランポリン

関東で最後の週末。

友人のTくん宅に毎週末お邪魔しているのだが、先週の会話で「トランポリンしたい」ということになり、この1週間は脳内イメトレをしながら過ごしていた。偶然出張で関東に来ていたUくんも含め3人でトランポリンで遊ぶ。

体操はプレイヤー人口が少なく、地方では特に体操場が少ないため、関東圏にいるうちに体操場に行ってみたいと思っていた。そして僕はもう競技志向ではないので、トランポリンで十分。やりたい練習だけできると、大人になった感じがする。

イメトレでは、 後方の2回宙返りとか、2回ひねりくらいはできていたのだが、実際に動いてみるともちろんできない。

思えば体操なんて10年ぶりで、体重も10kg近く増えているので、動けなくなっていて当然なのだが、とはいえ現役の時並みの技が(実施の荒さはともあれ)再現できて驚く。トランポリンで前方は1回ひねり、後方も半ひねりくらいはできて、エアータンブリングではロンダード-バク転-伸身宙返りができた。もちろん内心はめちゃくちゃ怖いのだが、こんなにドキドキできることは他に滅多にない。下手したら死ぬリスクを負って、「どうにでもなれ」と飛び跳ねて、景色がわからないまま着地し、怪我をしていないことに安堵する。このスリルが生きてる感触。

ずっと体操をしたい気持ちはあったのだが、久しぶりに体を動かしてみると楽しくて仕方ない。「何のために」なんてなくて、ただ純粋に2回宙返りをしたいしひねりの回数はもっと増やしたい。絶対的に楽しめる対象との再会が純粋に嬉しい。

付き合ってくれている友達にアドバイスをすることもあったのだが、体操は徹底的に「言語化」するスポーツなのだと思った。実施を見て肩の位置がとか動作のタイミングとかを指摘して、類似する動きを提案して感覚を理解してもらって成功させる、というプロセスを経て、自己満足ながら「俺って指導うめー」と思ったりしていた。これからまた地方暮らしになり、大人向けの体操場はほぼ無さそうなのだが、学生向けでもなんとかコーチのバイトとかで入れてもらえないだろうか。

ダイエットのためだと続かなかった体幹トレーニングやストレッチも、宙返りが上手くなるためだったら続けられる気がする。生涯楽しめるスポーツだとは思っていないが、だからこそ動けるうちに、やりたかった技は習得したい。

高専に入ってからの10年間は、他のすべきことのために体操を封印している感覚だった。若さがレバレッジとなる時期は過ぎたので、ここからはスローダウンして、心身の健康を犠牲にせずに、可能性を生かさず殺さず生き延びようとするのだと思う。

体操やギターにかける時間もできるし、読む本も読むべき本から読みたい本にシフトするのだと思う。こういう気持ちになることを望んでいて、その通りに舵を切れた気がするのだが、挫折に辻褄を合わせようとしているだけの気もして、先月のメンタル不調はそういうことだったのかな。

でももうこれが落とし所だとわかっているから、この人生をどう楽しむか、と気持ちが切り替わっているのはいい兆候のはず。

前向きな時の自分の文章はカラッとしていて好きじゃない。でも、こういう時もあるんだよということで。

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