配属

配属先が発表され、来月から(また)岐阜県民になることになった。

初期ローテーションの一環であり、2年間の限定付きで2026年まで岐阜にいることになる。

岐阜は同期内でもハズレのエリアらしく、岐阜ボヤキをすればいくらでもウケてしまうため昨日はボヤキが止まらなかった。とはいえ縁のない土地ではないし、名古屋への距離や名鉄を使った空港へのアクセスや(今年はとくにプライオリティパスがあるため、セントレア利用のインセンティブが高い)、出勤場所の立地も含め実はそんなに条件は悪くないのではないかと思っている。新幹線が遠いのは不満かな。

同期の友だちも岐阜で集まろうと言ってくれたり、多治見の友だちと久しぶりに集まれることになったり、各務原の友達に久々に声をかけたり、楽しみなことも多い。

やり残しを回収しに行くような、無下に出て行ったのを咎められているような。不思議な気持ちで岐阜に”帰る”算段をしている。

葉山で海を眺めながら書いている。

遠くには富士山が見える。あの向こうに山梨がある。たった数ヶ月前なのにもう懐かしくなってしまっている。

山梨での1ヶ月や札幌での1ヶ月、石川での2年間はもう過去になった。時間が過ぎるのが早くなってくると聞いていた通り、就職という大きな変化があったにも拘らずこの2週間はあっという間にあっさりと過ぎた。

就職も退職も、一度経験してしまえば選択肢になる。張った根を何度も引き抜くと根を張る気力もなくなる。

選べるということは迷い続けることだと思う。

選べる幸運を感じることもあるけど、流される安易さも悪くない。

これまで選択肢を広げるためにしていた努力みたいなものは結局新たな選択肢を生み出し続けた。労働者に限らず、どんな人生もラットレースで、周囲が見えてしまえば目の前のニンジンは効かない。

今年受ける次の資格の勉強が終わったら、もうちょっと力を抜いて、たゆたうように生きたい。でもまた、不毛でも信じられる次のニンジンを見つけてそれがニンジンだということさえ忘れたい。

少年、老いやすい。

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