今日もこの街はずっと雨が降っている

今日は2wぶりに東京。14時に着き、20時には帰るというごくわずかな滞在。

東京に着くと「ただいま」と言いたくなる。儀礼的な無関心が心地よいだけでなく、あらゆる物語が投影されるロマンチックな舞台であり、人間が多く孤独が映えるからこそ、人と人とのつながりを純化したくなる。これも儚い憧れであることは、きっといつかこの街をホームタウンにしたときにわかるのだろう。

大阪にも「ただいま」と言うけど、それは就活で何度も通い、「ここがホームタウンになるかも」と思いながら街を歩いたから。名古屋に「ただいま」というのは、一度ホームタウンにしようとしたから。

20:12発のはくたか・金沢行きに自由席で乗車する。

すっきり晴れて、気温もちょうどよかった東京から戻ると、今日もこの街はずっと雨が降っている。昨日までの大雪が積み増されないだけ一安心だが、雪道に降る雨がお気に入りの革靴を浸す。

今日の目的地は代々木第一体育館、布袋寅泰のツアーファイナル。チェルシーブーツを履くファンを何人も見かける。布袋ファンはそうだよね!と僕も自分のチェルシーブーツに目を落とす。これが今夜雪道に浸る。

ファンクラブ先行で、開演1時間前には待機していて、今ツアー4回目の参加となる非常にロイヤリティの高いファンなのだが、最後列の最終番号という奇跡的な配席。お隣もファンクラブ先行だそう。2017年のParadoxツアーファイナルのように、新たなセットリストになるかと思って期待していたのだが、ほぼツアー通り。であれば今回のような広報はしないでほしかったのだが。とはいえ演出やゲストや、ファイナルに追加された要素は素晴らしかった。

追い込み時期で、心が落ち着かない日々が続く。振り返ればこの2年間、常に慌ただしく何かに追われ、心が休まる暇がなかった。就活も、これまでのマイルストーンも、決して「つつがなく」とは言えないくらい、やっとの思いで通過してきただけに、最大の関門の大きさには怯まざるを得ない。正直今日の公演にもあまり集中できず、ふとしたときに不安と恐怖が胸に去来する。ここにいていいのか。本当に大丈夫か。早く帰ってするべきことがあるんじゃないのか。

それでも、行って良かったと思う。明らかに気圧されていた自分を一度引き剥がして、再起動するための1日だったと思うから。

寮がある大学までは帰れないから、雨が止まない金沢の安ホテルにチェックインする。

今が途切れない、風は止まらない。

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